食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書)
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商品カテゴリ: | アート,建築,デザイン
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セールスランク: | 64255 位
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参考価格: | ¥ 924 (消費税込)
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2回目がおもしろい。
美術史を勉強してなくても食べ物という観点から話を始めていてとてもおもしろいです。宮下先生が他の美術史本で使ってる難しい専門用語とかもあえて取り除いて分かりやすくしてくださっているようで美術史初心者の私にはとてもおもしろかったです。次はもうちょっと難しめの美術史の話を聞きたいなと思いました。
また、この本は2回目がおもしろいっ!!
1回目を途中で諦めた人もいるようですが、自分には合わないと思っても最後まで読んでみてください。そしてもう一回気になる章だけでも再読してみてください。
1回読んだだけでは分からなかったことも「あぁそうかっ!!」って理解できてすごくいいですよ。
知的満腹感が得られる!
「最後の晩餐」をキーワードに西洋美術の豊富な世界に導かれます。 「西洋美術は実際にあったものを再現するのものではなく、形に象徴や寓意を付与して、宗教的・教訓的なメッセージを発する」ということがよくわかり、食を通して美術を見るという新しくて意外な視点を身につけることができました。美術館に行きたくなりましたし、読んでる間は、食欲が刺激されました。読み応えのある本です。最後まで読むと、おいしい食事を味わったようにほどよい満腹感が残りました。安易なワクワク感を期待して読むような人には、この知的な満足感は得られないでしょう。
僕はダメでした
前書きに期待して読み始めましたが、僕には全く面白くなかったです。個別の絵の食に関するウンチクや考察を述べるのですが、たんたんと進み、ワクワク感はなく、耐えられなくて途中で本を置きました、極めて個人的な感想です。本文最初をある程度読んでからの購入をお勧めします。
感動的な美術史
西洋美術はなぜ繰り返し食事の情景を描いてきたのか、という観点から、西洋美術の歴史を振り返る本。あまり美術の知識のない人でもおもしろく読めて、楽しみながら食文化やキリスト教についての知識も得られます。新書にしてはカラーも多く、内容もつまっていて、とてもお得感があります。食・美術・宗教が一直線につながるのがわかって感動しました。
このような講義が聴ける神戸大学の学生は恵まれていますね。
よく欧州の美術館に行くと、どこでもこの種の宗教画と静物画がかなりのスペースを占めています。専門家は別として、通常は何とはなしに、ただ通り過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。しかしながらこれらの作品には、西洋の絵画の基本が表されています。ただそれのバックボーンとなるキリスト教への知識が欠落している日本人には、これらの作品へのempathyが本質的に生み出されることはありません。この作品は、”食べる”という角度から、この日本人には近寄りがたい題材とその基本へのわかりやすい紹介を与えてくれます。といっても決してレベルを落とすことなく、”最後の晩餐”から話を始めることにより、しっかりとした基礎的な知識がわかりやすく得ることができるようかかれています。それは、キリスト教という宗教の特異性とそれに支えられた食への特異なアプローチです。この作品を読むことにより、やっとこれらの絵画の理解に必要な基礎的な寓意や象徴への知識を得ることができました。このような知識があってこそ、その後の西洋美術の変容も理解できるというわけです。最後のエピローグとあとがきは、この種の講義から離れて、著者の美意識の一部が開陳されることになりますが、円谷幸吉の遺書の解読の部分はすばらしい締めくくりになっています。最後にこの新書の西洋美術史シリーズはなかなか面白い物が多いです。
光文社
処女懐胎―描かれた「奇跡」と「聖家族」 (中公新書) キリスト教シンボル事典 (文庫クセジュ) カラヴァッジョへの旅―天才画家の光と闇 (角川選書) 刺青とヌードの美術史―江戸から近代へ (NHKブックス) バロック美術の成立 (世界史リブレット)
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