日本の歴史 (6) (中公文庫)
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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古代と中世の橋渡し的な第6巻、時代の主役は公家から武士へ
東国で起こった平将門の乱から平氏が壇ノ浦で敗退するまでの平安時代末期を扱った歴史本、この時代は源頼朝の華々しい登場に比べると地味な時代で、あまり面白いできごとがないという印象を抱かれる方も多いと思う。しかし、私のように、そういった時代だからこそ新たな発見があるという期待を抱いて読むと「こんな時代だったのか!」「こんなことがあったのか」といった感動を得ることができる。本書は写真や挿絵が多く、文章の補足的な役割を見事に果たしている。個人的には伊賀国にあった荘園をめぐる東大寺と藤原氏の争いなど、土地を巡る人間の欲望むき出しの争いが何とも人間くさくて、現代の土地売買を巡る争いと全く同じことを1000年前から繰り返していたことが分かり面白かった。他にも前九年後三年の役で華々しい活躍をした源義家の息子や弟に悩まされた不幸な晩年、仏に仕える身であるはずの僧兵の傍若無人な振る舞い、公家に侍(さぶらう)存在だった武士が太政大臣にまで上り詰める過程、奥州藤原氏と京都摂関家の対立など面白い話が多い。鎌倉時代がどういった経緯でスタートしたのかということを本書は教えてくれる。
中央公論新社
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