日本の敗因―歴史は勝つために学ぶ (講談社プラスアルファ文庫)



日本の敗因―歴史は勝つために学ぶ (講談社プラスアルファ文庫)
日本の敗因―歴史は勝つために学ぶ (講談社プラスアルファ文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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あくまで参考に

 読んで字の如く、そして表紙が示す通り、太平洋戦争の日本の敗因について研究した読み物。
 どうすれば戦争を避けられたか、また日米技術の比較など、初めから読むと目からウロコのこの本だが、注意すべきはこの2つ。軍人が威張って仕方が無い時、民主主義を築くにはどうすればいいか述べているが、著者は右寄り傾向を推し通しているのか、現在の立憲君主制を否定し、あくまで神権天皇制に拘り抜いている。また、現行憲法第9条は幣原喜重郎氏がGHQの反対を推し切ってまでして成立させた日本固有の憲法である。戦略・技術の考察には奥深いかも知れないが、軍事の知識の無い方、戦後生まれの方は特に最後の方は鵜呑みにしませんように。また、日本は近代まで対外戦争は敗戦・返り討ちに遭った部分は伏せられていたが、真の戦果、敗因・勝因を裏表無く考証してこそ真の敗因研究と呼べるのではないだろうか。もし負けた戦争を勝ったと表記していたら、また負けるかも知れないじゃないですか?
読みやすい内容です

戦後生まれ世代の多くはテレビや映画の中でしか戦争を知らない。教科書にいたっては「やったら負けました」程度の記述です。戦争に至った理由がここに書かれているだけの要素であるとも思えないし、論者にアメリカで講演させれば戦争を回避できたとも思えません。読む人によって意見がわかれる部分はかなりあると思いますが、このように私見や仮説をちりばめてくれると飽きずに読み通せます。読み終わってみると、かなりの知識が頭に入っているところがお勧めです。
馬鹿で,しかも弱虫な人間が多いとこうなる

 上の言葉(バカで弱虫・・・)は以前、沖縄駐留アメリカ軍司令官が述べた事。彼の言ってる事は正しい。しかしそれを聞いた日本人が烈火の如く怒った。知らぬは日本人ばかりなり。
 何時から日本人は馬鹿で弱虫になったのだろう(悪平等のせいで男も女もなくなったからか…)?それをとうの日本人自身が知らない。戦国時代はそうでもないと思うが、近代に入ってからは先ず間違いなく「バカで弱虫」と言われても仕方ないだろう。注意すべきは「バカか弱虫か、どちらか一方なら問題は余り無い」という事。しかし「両方」となるともう手に負えない。「バカな上に弱虫」なのだ。これがどういう事かお分かりになるだろうか?戦い好きのアメリカ人から見れば,そう映るのも無理はない。彼は当然のことを言ったまでだ。大東亜戦争を見ると、日本の戦い方は「女々しい」の一言に尽きる。玉砕や特攻はいかにも勇敢に見えるが、その深層は「場当たり的」だ。「焼けのヤンパチ」とでも言おうか。先の事を考えていない。これは女性の思考だ。先々の事を常に考え行動するのが男なのだが…敗因は「後の事を考えていない」事に尽きると思う。言えるのは「負けた後のことを考えていない」でしょ。誰に仲介頼むカなどチットモ考えていない。ABCD包囲網を築かれた後、日本は自棄(やけ)を起こして「アメリカは一発ギャフンと言わせれば折れてくるだろう。」くらいにしか思っていない。「負けたらどうなる?」を考えていない。始めたら終わりまで設計・計画するのがオトナの男というものだ。当時の日本人はそれを全く考えていないのがこの本を見ればよく分かる。
新しい発見はありますが、あまり後に残らないかも

このような本を著される方々(桜井さん、渡部さん、小室さん等)がよく欧米に留学されているのはおもしろいですね。本書は題名通り「日本はうまくやれば勝てたかもしれないのにこれこれの理由で負けた」と具体例を挙げて分かりやすく論じています。人事面(年功序列で停滞)や資本投入(ゼロ戦をいっきにつくるべきだった)の問題は現代の企業が直面する問題でもあり、参考になります。
時間があり、平易な本では物足りない方にはお勧めですが、私は下記の点が気になりましたので「及第点」の星3つです。
@重複が多く若干長い。
A軍事おたくっぽい分析が続き、途中で飽きるか。
Bなぜ漢字に英語のフリカナがつくのが不明。今の流行?
気合入れ直せ、ということ

日本の敗戦を基本的に軍部・官僚の腐朽に帰し、そのマネジメントの貧弱さは現在も続き、経済失政をもたらしている。その解決策は人の育成にしかない、というのが論旨です。

敗因を物量や技術に求めるのではなく(むしろ航空機技術などは欧米に勝っていた)、それを生かしきれなかったマネジメント、国際情勢やパワーバランスの分析もなかった戦略にその主因があったとする論理はひとつの視点を提供してくれます。いわく、「現場の声を第一にするのは必ずしも賢いことではない。現場の声は現状にとらわれがちだ。これから起こることを予測し、それに対する方策を立て、実行していくこと。その役目は現場にあるのではなく、上層部にある」「不慣れなことに手をつけるときはそれがダメだったときのことを考えておく。それが危機管理というものである。ダメだったときの準備がないということは危機管理能力の完全な欠如である」

「制度が疲労し、組織が腐朽してくると目的が見失われ、手段が目的であるかのごとく錯覚してくる。目的と手段の逆転である」これが、軍部・官僚の腐朽の本質であり今も続く経済敗戦の元凶との結論ですが、「人材の育成=学校の新設」といった対策で、この組織に常につきまとう問題を解決するには短絡的過ぎる、との感はぬぐえません。気合は入った気になります。



講談社
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